それはバンコクのパタヤのウォーキングストリートを歩いていたしていたときだった。
その日はウォーキングストリートから大きく外れた小道に入っていろいろとゴーゴーバーを見て回っていた。
そして、ある店に入った。
表面上は他の店と何ら変わらない雰囲気だったけど、店内に入って奥のお立ち台を見た時明らかに他のお立ち台と大きく違うことに気づいた。
そこに立っている女の子達だけ、明らかに中高学生ぐらいの年齢だったのだ。
ほとんどの子がノリノリ踊りながら、自分にウインクして来るんだけど、その中で一人だけ明らかに様子が違っていた。
ビクビク震えて怖がっているようだった。
たぶん、以前の客でPTSDを抱えて男性を怖がっているんだと思う。
自分はその子を見てショックを受け、すぐにその店を出た。
こういった児童売春はその子の親に問題がある場合が多い。
確かに、タイの都会では水商売をしてる子の多くは、他の仕事より稼げるからという理由で、自分の意志で始める子がほとんどだ。
でも、未成年が自分の意思でこの道に行くなんてまず考えられない。
親に売られたと考えるのが、普通だ。
「豊かさや発展の裏で貧富の差ができ、生きていくにはお金が必要と、仕事を求めた先で犯罪に巻き込まれる。
知らない現実と向き合った時、思わず涙があふれました。」
「無知だった自分がすごく悔しくてたまらなかった。」
コメント