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【七夕の感動話】弟が障害のある兄から学んだかけがえのないもの

2017/02/21 UPDATE
 
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ある家庭に脳に障害のある男の子がうまれた。

そして、数年後さらに次男誕生。

小さい頃弟は喧嘩のたびに
 

「兄ちゃんなんかバカじゃないか」
 
 
というのを聞いて母親は悲しんだ。

だが母はなにも言わずじっと待つことにした。

 
兄が小学1年生になった時
兄の同級生を招いて兄の誕生日の祝った。

しかし、兄は悲しいかな
急に招待した同級生を殴りはじめた。

そのとき弟が飛び出してきて
 
 
「お兄ちゃん殴るんだったら
 僕を殴って、ぼくなら痛くないから!」
 
 
それをきいた母は心の中で
「ぼうやありがとう」と言った。

その弟が小学一年生に入学した時
隣の席は手に障害のある子だった。

体育の授業のある日は
体操服に着替えねばならないので
当然その隣の子は
着替えに手間取って遅れてきた。

しかし、二回目からは時間どうりに来たので
先生は不思議に思い
体育の授業のある日そっと教室をのぞいてみた。

すると、あの弟が一生懸命になって
きがえをてつだっているのを見た。

先生はこのことをみんなに話そうかとも思ったが
せっかく弟が自主的にやっていることなので黙っていた。
 
 
さて、七夕の前日授業参観日があった。

先生が児童の書いた短冊の願い事を読んでいた。

子供らしいおもちゃがほしいとかの中に


「神様、どうか隣の子の腕を早く直してください」
 

と書いてあるのを見つけた。

そうあの弟の書いたもの。

先生はたまらなくなって
皆の前でこの弟の着替えのことを話しだした。

自分の子が手に障害があるので
みんなに迷惑をかけているのではないかと

廊下の隅で小さくなって
授業を見守っていたある母が
教室に飛び込んできて弟の足元で号泣した。
 

「坊やありがとう。ありがとう。

 ありがとう。ありがとう・・・」
 
 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

弟が兄から学んだものは
困っている人を助ける優しさだったようです。

障害のあるご家庭は大変なことがいっぱい。

でもこうやって兄弟に
良い影響を与えることもあるんですね。

きっと弟さんはお兄ちゃんのことを
ずっと守り続けることでしょう。
 



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