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AKB総選挙から学ぶスピーチ法 ~スピーチは伝え方が9割~

2017/02/21 UPDATE
 
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指原莉乃さんの得意技「リピート法」


そして、もうひとつ覚えておいていただきたいのが

「リピート法」


という伝え方の技術です。

2年連続で1位を獲得した指原莉乃さんのスピーチを見てみましょう。

はじまりで以下のように言っています。
「みなさん。
本当に本当に本当に
、ありがとうございます」

この「本当に」を繰り返しているところがポイントとなります。

もしこれが、「みなさん。本当に、ありがとうございます」

だけだったら、内容は同じなのにもかかわらず、伝わってくるものが薄いですよね。

伝えたいコトバを繰り返すことで、記憶に残すことができるし、指原さんはこの「リピート法」がお好きなようでもういちど使っています。
「私のファンが、
無理に無理に無理
を重ねた1位です」

こうすると、ファンが非常に無理をおしてサポートしてくれたことへの感謝が伝わって来ます。ここでリピートせずに

「私のファンが、無理を重ねた1位です」と内容は同じですが、ここも伝わってくる熱量が違いますよね。

この「リピート法」は、簡単に応用がききます。

「記憶に残るコトバを言いたい、でも考えている時間がない!」

そんな、いざというときにはリピートすればいいのです。

たとえば上司に食事に連れて行ってもらったときの感想で、

「おいしいです!」

と言うのではなく

おいしい、おいしい、おいし
すぎます!」

と言ってください。

そちらのほうがより強く上司に伝わり、上司としても嬉しくなるでしょう。

すぐに今日から使えるのでぜひ覚えておいてください。

選挙で数々の名言を生み出した「ギャップ法」



最後にもうひとつ。

AKB総選挙の伝家の宝刀とも言えるべき技術。

「ギャップ法」

を覚えておいてください。

今年5位だった柏木由紀さんの

「この総選挙には、
弱い
自分を
強く
してくれる魔法がある」


これは、正反対のコトバを入れることで強いコトバをつくることができる技術です。

スピーチの意味上では「この総選挙には、自分を強くしてくれる魔法がある」と言えば伝わるのですが、あえて「強く」の反対のコトバである「弱い」を入れているのです。

すると、ギャップがあるぶん、とてもスピーチが強く伝わる。

この伝え方の技術は過去のAKBの名言にもよく使われています。

出典元:iinee-news.com


前田敦子さんの伝説的な名言。

のことは嫌いでも、
AKB
のことは嫌いにならないでください」


「私」という個人に対して反対の、「AKB」という団体を入れたことで、名言になりました。

出典元:mdpr.jp


去年の、AKBを卒業すると宣言したときの高橋みなみさんの名言。

「努力は
報われない
。……でも努力している人に
報われてほしい


「報われない」に対して反対の「報われてほしい」と入れたことで、とても胸に響くコトバになっています。

この「ギャップ法」は、私たちの日常生活でも使うことができます。

たとえば、「あなたが好き」とそのまま言うのではなく、「好き」と反対のコトバ「嫌い」を入れるのです。

「嫌いになりたいのに、あなたが好き」

こちらのほうが、言われたほうは、どきっとしますよね。

あまり知られていませんが、実はこのように伝え方には技術があるのです。

知っていれば、すぐに誰でも使えてしまうものです。

今回のAKB総選挙でも、伝え方の技術がたくさん使われていました。

彼女たちのスピーチは毎年が総選挙なので、磨かれています。

「聴衆と徹底的に向き合うこと」と、「伝え方の技術を身につける」こと。

アイドルとは仕事自体はまったく違うかもしれませんがが、私たちも学ぶことがあるのではないでしょうか。

これらの「伝え方の技術」は、知っているか知らないかだけで、まったく同じ内容でも、スピーチの印象が激変します。

あなたも覚えておくと、いざスピーチをしないといけないときの、助けになるかもしれませんよ。

出典元:diamond



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