世の中は沢山のいいね!があふれてる。

「自閉症の子どもが見ている世界」を再現。苦しみを知ることで理解がうまれるかも・・・。

2017/02/21 UPDATE
 
16,074 views


お母さんとの買い物は、子どもにとってはとても楽しいことでしょう。

ですが、この自閉症の男の子にとっては、入り口をくぐり抜けてすぐ、不安と恐怖の連続です。

証明写真のフラッシュには、頭がチカチカしてしまいます。

通りすぎた男性のジャケットも恐ろしく、いまにも襲ってきそうです。

バルーンも、ギュッギュッとこすれる音や、カラフルな色合いが恐怖でしかありません。

息遣いも荒くなってきた男の子。

なんとか気持ちを落ち着かせようと、「1、2、3…」と指を折って数えますが・・・

テレビのモニターから溢れる強烈な光が引き金となり、男の子は不安と恐怖に押しつぶされてしまいます。

ついに、ショッピングセンターの真ん中で限界を迎えてしまうのです。

叫び、暴れ出す男の子をお母さんが必死になだめようとしますが、恐怖でいっぱいの男の子は、そう簡単には治りません。

そんな男の子の様子を見て、周囲はただ、冷たい視線を浴びせかけます。

「ぼくは聞き分けのない子なわけじゃない、ただ自閉症なんだ」



英国自閉症協会は、自閉症に対する認識をぜひ深めてほしいといいます。

ぼくのような自閉症の人々にとって、この世界は時々恐ろしい場所にもなる。

頭が爆発しそうな音が聞こえる。

服を着ているだけで肌が燃えているように感じる。

ほんの少しの変化でも世界が変わってしまうように感じるんだ


動画で描かれる自閉症の男の子のように感覚が鋭ければ、たしかに世界を驚異に感じてしまうでしょう。

子どもではもちろん、大人であってもきっとそれは同じはず。

どんな世界を見ているかを知るだけで、自閉症の子どもたちについて考えを改めることができます。

4月2〜8日までは「発達障害啓発週間」として、日本でも東京タワーや大阪城をブルーにライトアップするなどの活動が行われました。

世界中のこうした活動によって自閉症の認知度がさらに高まり、みんなが住みやすい世の中になることを願います。




コメント

0
コメントを投稿する

※ URLを入力すると、リンクや画像に自動的に変換されます。
※ 不適切と判断させていただいた投稿は削除させていただきます。

あなたにオススメの記事

よく一緒に見られている関連記事

関連する記事

世の中には、こんなにたくさんの『いいね!』があふれている。

PICKUP

ピックアップ

Ranking

ランキング

人気のキーワード

いま話題のキーワード

おすすめ