ロケ中、コスタリカ共和国がイギリス研究機関の『世界で最も幸せに暮らせる国ランキング』で1位だということが話題になりました。
その理由は『常備軍を廃止した国』『自然エネルギー先進国』なのではないか…と、番組は述べました。
コスタリカ共和国は確かに自然保護先進国であり、再生できるエネルギーが発電のおよそ99%。
そして、 憲法で常備軍の廃止を規定しています。
すると、その説明を聞いたイモトさんはこうつぶやいたのです。
頭に浮かんだ疑問を、ふと口に出したのでしょう。
不思議そうな顔をしているイモトさん。
その言葉に対し、番組スタッフが「戦争にならないからじゃないの?」と返すと、イモトさんはこう言いました。
「でもさ、こっちが仕掛けなくても向こうから来たときに、軍がないとアチャーってなっちゃう…」
イモトさんの疑問は、「軍隊がなかったら、万が一他国に攻められた時大変なことになるのでは?」ということ。
という結びつきに疑問を抱いたのです。
ちなみにその後、『自称反抗期のイモト 色んな事につっかかる』というテロップが表示され、イモトさんの発言には触れられることなく番組は進行されました。
法律で常備軍の廃止を制定しているコスタリカ共和国ですが、あくまでも『常備軍』の廃止であり、有事には軍を組織できることになっています。
また、コスタリカ共和国には約8000人もの警察官がいて、中には対戦車ロケット砲などの重火器を装備している人もいます。
よって他国から警察官は『準軍隊』として扱われているのです。
以下に記述する点も含めると、本当にコスタリカ共和国に軍隊がないと言えるのか首をかしげてしまいます。
•有事には徴兵制を行い、再軍備を行う
•7500人規模のミサイルやヘリコプターを持つ、地方警備隊を常時保有
•国防組織の予算は、隣国ニカラグア国軍のおよそ3倍
•世界遺産・ココ島にはアメリカ軍が駐留。共同でパトロールを実施している
•アメリカ軍の海上警備船46隻、海軍艦艇46隻、ヘリコプター200機、軍用機10機、空母1隻、兵士7000人規模が、コスタリカ共和国内を自由に移動している
つらい内戦や独立戦争を乗り越え、1949年にコスタリカ共和国は常備軍の廃止を決断しました。
悲しい過去があるからこそ、守る大切さを知ったのです。
コスタリカ共和国が常備軍を持っていないのは、万が一他国から攻撃されても対応できる備えがあるからこそ。
とても悲しいことですが、武装や国防の備えなしに国の平和を保つことは難しいのでしょう。
『軍がない=幸せ』という考えへのイモトさんの疑問は、またたく間にネット上で拡散され話題になりました。
•まあ、本来なら世界中から軍が消えるのが一番いいんだろうけど…難しいよね
•自分達が攻め込まれるって発想がない人がいるから、話が噛み合わないんだろうな
•さすが、世界を見てきたイモトさんは言うことが違う
•軍隊をなくしたら戦争にならないって当たり前だよね。すぐに負けて戦いにならないから
•コスタリカが『軍がない国』なら、日本も『軍がない国』になるんじゃない?
遠く離れた国の話とはいえ、地球に住む以上私たちも無関係ではありません。
現に日本も、国防について日々議論が飛び交っています。
コスタリカ共和国が『世界一幸せな国』と呼ばれる理由は、なぜだと思いますか?
本当の幸せとはなにか、国を守るにはどうすればいいのか…
深く考えさせられる記事ですね。
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