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音楽界のレジェンド「ビートルズ」が生まれた瞬間の話。

2017/02/21 UPDATE
 
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1957年3月
ジョンレノンが結成したバンドがありました。

そのバンドは
何度も名前を変え
何人もメンバーが変わり
やがて、20世紀のレジェンド
「ビートルズ」へと編成されていきます。

ビートルズがまだ芽も出ない
地べたを這いずる時代のお話です。

1959年、ジョンレノン19歳の時です。

まだまだヒットのかけらすらほど遠いビートルズ。

ようやくドイツのハンブルクで
クラブの演奏の仕事が入りました。

しかし、当時のハンブルクは
銃声が鳴り響き、ギャングが
大手を振って歩く犯罪都市でした。

しかも、ハンブルクでの仕事は
食事は昼に一度、ミルクをかけた
コーンフレークが1杯出されるだけ。

クラブでは一晩で
10~12時間と出ずっぱりのステージ。

控えはトイレ。

宿泊先は、隣の映画館の裏の物置。

そして、客は
音楽なんか聞く気もない荒くれ者たちで
元受刑者すらいました。

そんな生活を5か月続けたある日

メンバーのジョージ・ハリスンが
18歳以下であることがバレて
逮捕され国外追放に。

さらに、寝泊りしていた映画館で
ポール・マッカートニーが
マッチを付けたところ
壁が黒コゲのボヤ騒ぎに。

放火の容疑で
これまた国外追放になりました。

まったくボロボロのビートルズです。

ただの不良バンドです、ここまでは。

こうしてメンバーは、生まれ育ったイギリス
リヴァプールに戻らざるを得なくなります。

意気揚々と向かったドイツでしたが
有名になることもなく、帰りは散々。

みんな失意のどん底で、自信を失いました。

「ビートルズはもう終わりだ…」

帰国後のジョンは
当時の彼女にこう告げるほどの
意気消沈ぶりでした。

後に天才の名を欲しいままにする
ポールですら
このときは虚無感に襲われ
家でゴロゴロしていたところを父親に叱られ
しぶしぶ就職します。

トラックの荷物の積み下ろしや
電気のコイル巻の仕事など
どうにも気が向かない仕事で
ポールは無為に日々を費やしました。

ここで、ひとりあきらめの悪い男がいました。

ジョージ・ハリスンです。

ジョージは、ポールとジョンの元を訪れ
「もう一度バンドをやろう!」
とふたりを励まし続けたのです。

そして、やがてチャンスはやって来ます。

1960年12月27日。

ビートルズのターニングポイントと言われる日です。

リヴァプールの北
リザーランドのタウンホールに立ったビートルズ。

ポールが

「ロング・トール・サリー(のっぽのサリー)」

を歌い始めました。

一瞬で気だるい空気が変わりました。

ポールが歌うや、一瞬、ホールは静まりました。

その一瞬の静けさを突き破るように
そののち、ウワーッという
大歓声が湧き上がったのです。

客は総立ち。

観客は金切り声でステージに押し寄せてきました。

「一体、どうしたというんだ?!」

ビートルズのメンバー全員が戸惑いました。

この瞬間が
後に音楽の歴史を塗り替える
1ページであったことを
本人たち誰もがこの時
気づきもしませんでした。

どん底だったハンブルクでの
5ヵ月に渡るハードな演奏の中で
彼らの音楽は劇的に進化を遂げていたのです。

ジョンはこう振り返っています。

「ビートルズがまさに
 ビートルズとして育ったのは、
 リヴァプールじゃない。ハンブルクだ。

 ハンブルクで、僕らは
 本当のロック・バンドに成長したんだ。

 12時間もぶっ続けで
 言葉の通じない、しかも音楽など
 まるでお目当てでない種類の人間を
 のせるだけのものを、
 僕らは身につけていた。

 ひどい夜(「ア・ハード・デイズ・ナイト」)
 だった。

 あのひどい犬並み
 いや、それ以下の日々の中で、
 一番大切な【何か】を
 自分たちのものにしていた…」
 
 
人は、〝ア・ハード・デイズ・ナイト〟
(悲しみ)の中で本気になり、

人は、〝ア・ハード・デイズ・ナイト〟
(絶望)の中で絆を結び、

人は、〝ア・ハード・デイズ・ナイト〟
(逆境)の中で進化するのです。

No Rain, No Rainbow.
雨降らずして虹は出ない。

参考元:「心が折れそうな時、キミを救う言葉」(SB文庫)

ーーーーーーーーーーーーーーー

どんなに成功している人でも
初めから成功しているわけではない。

全ては苦しい経験の元にある。

努力は裏切らない
もちろん努力をしたからと言って
成功するとは限らない。

しかし、その努力はきっと
あなたのプラスになる。



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