この奇跡が起こったのは2010年3月のこと。
オーストラリアに住む
父デビットさん、母ケイトさん夫婦。
彼ら念願の子を授かりました。
それも双子です。
その後、順調に成長していたのですが
6ヶ月妊娠26週目を向かえた時に急変
早産の危機に見舞われます。
羊膜に包まれたまま
生まれて来た双子の赤ちゃん。
後から生まれた娘のエミリーは
すぐに鳴き声をあげました。
しかし、前に生まれた息子ジェイミーは
声をあげることはありませんでした。
医師が懸命に蘇生処置を行いましたが
20分後、死亡が確認されました…
医師は別れを告げるように
デビットさんとケイトさんに伝えました。
デビットさんはシャツを脱ぎ
ケイトさんと肌で温め涙ながらに
息子のジェイミーに言いました。
彼の名前のこと
一緒に生まれた妹のこと
パパとママがふたりを待っていたこと
この世の楽しいさを…
その時!!
ジェイミーが大きく息をして目を開き
デビットさんの指を握り締めたのです。
それはまさしく二人の想いが届いた
奇跡の瞬間でした。
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