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アップル社のロゴマークのリンゴはなぜ一口かじられているのか!?その本当の理由は…

2017/02/21 UPDATE
 
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※こちらはアップルの本社で使われていた看板です。



アップル社のロゴの真相



ロゴをデザインしたデザイナーのロブ・ジャノフ氏がデザインに秘められた本当の理由を語っています。

故スティーブ・ジョブズCEOがジャノフ氏にロゴの再デザインを依頼したのは1976年のこと。

ジャノフ氏がジョブズの元に最終デザインを持っていくと、デザインはすんなりと採用され、以後1976年から1998年までの22年間「レインボーカラーのかじられたリンゴ」のロゴが使用されるようになりました。

そして、カラーリングの変更こそあれど、ジョブズが亡くなってから今までも「かじられたリンゴのロゴ」は継続されて用いられています。

この「かじられたリンゴのロゴ」が持つ本当の意味は何なのか、ジャノフ氏がインタビューに答えています。

Q:Appleのロゴはあなたがデザインした中で最高のできですか?

A:はい。Appleのロゴにかなうものはありません。

Q:ジョブズに「どうしてブランドにAppleと名付けたのか」と尋ねましたか?

A:実際に尋ねたことはありません。ただ一時期、彼は果食主義者で、北カリフォルニアの農場だか牧場だかで暮らしていたので、そこでアイデアを得たのだと知っています。彼らは契約書のサインに必要な社名を決める候補リストを持っていて、その中のお気に入りが「Apple」でした。スティーブ・ウォズニアックはApple Recordsに訴えられると考えていましたが、Appleよりも優れたアイデアが出てこず、社名はAppleに決まったわけです。

Q:リンゴがかじられている理由を教えてください。

A:物語は人から人へと伝えられる途中に形を変えていくものです。私はリンゴが他の丸い果物ではなく「リンゴ」に見えるシルエットにするために、ロゴを一口かじったデザインにしました。ところが10年後、なぜ私がAppleのロゴデザインをかじったリンゴのデザインにしたのかについての本を読んでいる時に別のことが書いてあったのです。その物語は私が実際にデザインした理由よりも面白く、物語は人から人へと伝えられ、みんなが信じるところになりました。人々がこれらの物語を信じているのは単にデバイスやロゴの装飾を愛しているからではなく、物語に特別なつながりを感じているからだと考えています。

Q:ロゴを前にした時のスティーブ・ジョブズの反応はどうでしたか?

A:彼は笑顔でうなずき、多くを語りませんでした。私はアイデアを売り込む必要がなく、2人ともアイデアを気に入り、うまくいくことがわかったのです。

Q:カラフルなしま模様のリンゴは、Appleのディスプレイがフルカラーであることを示していますが、聴衆はそれを理解していましたか?

A:カラフルなしま模様は競争相手となる企業とAppleとの違いを表現していますが、その他にも機能があります。このロゴをデザインするあたって最も大きな挑戦の1つは、人々がコンピューターを家に持ち帰って家族みんなで使えるようにする「フレンドリーさ」を示すことでした。当時のコンピューターには冷たくネガティブな意味合いが含まれていたので、私はAppleコンピューターを温かくポジティブなイメージにしたかったのです。

Q:このロゴはAppleの成功にどれくらい効果をもたらしたと思いますか?

A:彼らの成功は、人々が自分の欲しい物を知る前に「それは何か」を知ることができたスティーブ・ジョブズの能力によるものです。また、機能とデザインに関してスティーブが高水準のものを求めたことも大きな要因です。ロゴはAppleを大きく手助けしました。人から人へと伝えられていくApple製品への愛には、ロゴに対する愛も付属しました。もしロゴを愛していなければ車のリア・ウィンドウにAppleのロゴを貼ったりしないでしょうから。

A:優れたロゴをデザインするために最も重要なことは何でしょうか?

Q:シンプルさです。クライアントはしばしばロゴに対して「必ず入れてくれ」という長いリストを持って来ます。これは失敗のレシピです。シンプルかつ非凡でないロゴは、人々に覚えられません。また、繰り返しロゴが見られることも成功の重要な要素です。Appleのロゴは全てのスクリーンの端々に登場し、それが国際的なアイコンになる手助けとなりました。

出典元:gigazine.net


やはり物事はとてもシンプルであり、わかりやすいものなんですね。

これからも、このリンゴは人々の期待を満たす限り、

ずっと愛され続けることでしょう。



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