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認知症の祖母が「雨を見て」起こした行動に胸が熱くなる…

2017/02/21 UPDATE
 
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じいちゃんとばあちゃんは
2人で暮らしてた。

ばあちゃんはボケが進んでた。

じいちゃんが介護してた。

いろいろ大変だったみたいだけど
会話はできているようで
人が思うほど大変じゃないよって言ってた。

ばあちゃんの家に行くと
いろんな事が紙に書かれている。

「冷蔵庫は閉めましょう」

「電気は消しましょう」

「トイレは←」

「ふく、くつした↓」とか、

いろんな字がじいちゃんの手で
半紙に筆で書かれていた。

書いてあれば守ってくれるんだって。

じいちゃんはいつも一緒にいてあげたけど
どうしても区役所とか病院に
薬をもらいにとか出かける事がある。

心配だけど「外には出ないこと」と
玄関に書いておけば
大人しく待っていてくれたんだって。
 
 
ある日、じいちゃんが出かけた。

もちろん玄関には「外には出ないこと」

それなのに、じいちゃんが戻ってきたら
ばあちゃんは家のすぐ前で
車に轢かれてしまっていた。

救急車で運ばれた。

じいちゃんが駆けつけると
待っていたかのように
じいちゃんの手を強く握って天国へ行った。

じいちゃんはとても悔やんだ。

家族全員も悔しかった。

今まで書いてあることは
必ず守ってたのに
なぜ家を出たんだろう・・・。

家族同然の付き合いをしていた
隣のおばちゃんが話をしてくれた。

事故の直前、急に雨が降ってきた。

おばちゃんは布団を取り込みに庭に出た。

すると、ばあちゃんが傘を持って
慌てて道路に出てきた。

ばあちゃんの病気をおばちゃんは
知ってたから心配になって
ばあちゃんの方へ向かったその時に事故が。

じいちゃんが勤めていた頃
ばあちゃんは雨が降ると必ず駅まで
じいちゃんを迎えに行ってた。

ちょっとでも雨が降ると
必ず迎えに行ってた。

雨を見て、じいちゃんが家に居なくて
傘を持っていこうとしたのだろう。
 
 
それだけ、じいちゃんが好きだった。
 
 
じいちゃんもばあちゃんが好きだった。
 
 
じいちゃんもしばらくして
病気で天国へ行った。
 
 
ばあちゃんが持っていた傘と一緒に
お墓に眠っている。
 
 
じいちゃん、ばあちゃん達は
幸せだったんだろうな・・・。
  
 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

涙が止まりません…

たとえ認知症で記憶が失われても
心の中にある愛情は失うことはない。

人を愛することって
本当に素晴らしいことです。

よかったらシェアして
この感動を友達にも教えてあげてください。




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