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なんでペットボトルの牛乳ってないの???そのわかりやすい理由に納得!!!

2017/02/21 UPDATE
 
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消費者の口に直接入るものは、衛生環境が悪かったり、その容器によって雑菌が繁殖して食中毒になってしまえば、健康に大きな影響を与えます。

そのため、ペットボトルを使用して飲み物を販売するためには、国の厳しい審査を通過する必要がありました。

そして、飲み物をペットボトルで販売できるようになったのは、1982年のこと。

しかし、様々な飲み物がペットボトルで販売することを許可されたものの、牛乳をペットボトルで販売することは認められませんでした。

牛乳のペットボトル販売が認められなかったのは、その栄養価の高さが理由でした。

牛乳は栄養の高い飲み物として知られていますが、そのぶん「
雑菌も繁殖しやすくなる
」のです。

ただ、牛乳を販売するメーカーとしては、ほかの飲み物が続々とペットボトルで販売される中、牛乳だけが紙パックやビンしか使用できないのは厳しいもの。

もっと多くの人に飲んでもらうため、メーカーは“ペットボトルで牛乳を売り出したい”と懇願したようです。

これにより、実は2007年からペットボトルでの牛乳販売が認められました。

牛乳メーカーの必死の訴えにより、やっと認められた牛乳のペットボトル販売。

それなのに、現在もペットボトルの牛乳を見かけない理由は、ペットボトルの牛乳を作ると、お金がかかりすぎることにありました。

500mlのペットボトル飲料を飲むとき、いっきに飲み干す人はほとんどいませんよね。

1日持ち歩きながら、少しずつ飲むことになるでしょう。

しかし、
10℃以下で冷蔵保存するよう定められている
牛乳は、1日中持ち歩いて、フタを開け閉めしていたら、そのうち温度は上がりり、雑菌も繁殖します。

そうなると、1回で飲み干せる程度の小さなペットボトルにするか、あるいは持ち歩かないほど大きなペットボトルにしなければいけないのです。

そのために新しいサイズのペットボトルを作るのは大変。

一説には、紙パックの3倍ほどコストがかかってしまうのだとか。

しかも、「長時間持ち歩かないように」と容器に注意書きをしたところで、いつかは誰かがそういう使い方をし、食中毒を起こすことも考えられます。

こういった経緯から、牛乳のペットボトル販売は難しいと判断されたようです。


まとめると、牛乳がペットボトルで売られない理由は、

1、栄養が高いため、雑菌が繁殖しやすい

2、新たなサイズのペットボトルの作成コストがかかる


の2点でした。

ただ、見逃せないのは、それらがすべて「牛乳を飲む人々の安全」につながっているということ。

何気なく飲んだり食べたりしている商品は、厳しい安全チェックを通過して私たちのもとに届いているのですね。





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