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「沖縄戦を風化させぬ」94歳男性が今秋、語り部となり経験を語る

2017/02/21 UPDATE
 
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出典元:mainichi.jp


米軍は互いの顔を認識できる距離まで接近しており、「暑いから、穴の外へ涼みに出た人は狙い撃ちされた。真水をくめる井戸も近くに一つしか無く、格好の的だった」。

20日前後、ほぼ食料なしで耐えたが、状況を悲観して自爆する人も出たそうです。

終戦の知らせが届かず、8月15日以降も岩穴にこもり続けました。

投降するよう訴える米軍の呼び掛けも信じられませんでした。

耐え続けていたが、岩穴付近で爆発した手りゅう弾の破片で、右太ももに骨が見えるほどの重傷を負ったそうです。

痛みはなく、しびれたような感覚が続きます。

もちろん薬はありません。

「いずれ死ぬな」。

運を天に任せるような気持ちで呼び掛けに応じました。

8月26日のことです。

「犠牲者の姿や当時の記憶は、今も鮮明なままです」と木本さんは話します。

兵士や住民、白衣の看護師らの遺体は、数え切れないほど目にしました。

摩文仁へ撤退する道中は、20歳前後の女性住民が「どうせ死ぬからもういい」と、あきらめて自宅から逃げようとしなかったそうです。

「上層部は敗戦すると分かっていたはず。なぜもっと早く戦争を終わらせることができなかったのか」。

思いは年々、募っていくばかりです。

忘れられない体験から71年。

講演を頼まれる機会はあったが、「短い時間では語りきれない」と断ることが多かったそうです。

ただ、自身の体験を伝えようと手記を書きとめていたこともあり、県平和祈念館が定期的に催している「戦争体験を聞く会」で語り部を務めることを決めました。

11月13日に登壇する予定です。

「戦争を体験した人の多くが亡くなっている。若い世代に戦争のことをもっと知ってほしい」




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