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その国では女性がのびのびと働いている! アジアで最も男女平等な国、それは…。

2017/02/21 UPDATE
 
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出典元:海外就職.biz



■実は産休・育休が超短いフィリピン


フィリピンは「男女平等」という面では進んでいるかもしれませんが、特に公的なサポートが手厚いわけでは全くありません。

実際同僚を見ていて大変そうだなと思ったのですが、フィリピンでは現時点で国から認められている産休・育休期間は60日。

日本は「産前6週、産後8週」ですよね。

2016年に入って、100日にまで産休期間を伸ばす法案が上院で可決されるなど、サポートがもう少し良くなりそうな動きはあります。

とはいえお世辞にも手厚いとは言えないフィリピンの産休・育休制度。

ただ、ここで感じるのは「産休・育休制度が手厚い=女性が社会で活躍できる」という訳でもなさそうだということです。

男性の家庭に対する理解に限らず、女性側の働くことに対する意識の強さの現れではないかと感じました。
 
 
 
■フィリピンの働く女性から感じる、日比の労働観の違い


2年半フィリピンで働いてみて、フィリピンの女性は「結婚する・出産する」ということを日本の女性ほど思い詰めて考えていないように感じました。

もちろん、どんな制度があったとしても、誰の協力を得たとしても、出産や育児が大変であることには変わりありません。

ただ、「スーパーウーマンにならなくても働ける」この良い意味での楽さ。

男性が女性に育児を押し付けない。

家事自体をそもそも女性の仕事と決めつけず、それぞれに合うことをやれば良い考え方には勇気をもらえました。

女性が仕事と家事両方の重圧に耐えながら歯をくいしばって働いていたり、「本当はもっとキャリアアップを図りたいけど時短勤務や非正規雇用を選ばざるを得ない」というジレンマは、フィリピンでは日本ほどは見かけないように思います。

もちろん国全体で見ると、フィリピン人の平均賃金は日本の約10分の1。

そもそも共働きでないと厳しいという状況もあります。

また、日本と異なる社会問題だってたくさんありますし、制度やサポートの薄さを考えても「フィリピンが女性にとって最高に働きやすい場所」とは正直感じません。

しかし、フィリピンでの「女性が出産や育児・家事を重荷に感じない環境」「女性が働くことに老若男女問わず協力的な環境」から、私たち日本人・子育て世代が学べることは、きっと多いのではないでしょうか。
 
 
出典元:magazine

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女性がのびのびと働ける社会を作ることは現在の日本の大きな課題だと思います。

フィリピンだけでなく、実際に成功している事例を学ぶことはその成功の近道になるかもしれません。



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