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”オリラジ中田”の考える「良き夫」とは「よく〇〇、よく〇〇」

2017/02/21 UPDATE
 
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タレントのスケジュールを入れていく事務所の体制も難関でした。

うちの事務所の場合は、テレビ、劇場、営業と、それぞれの仕事を押さえる部署が別のため、部署によって方針も事情も違います。

そうしたすでにある体制にメスを入れ、納得してもらうのにはかなりの調整が必要でした。

妻のSOS発信から実現までに、半年かかったほどです。

僕らの仕事は依頼が来て成立するものですから難しさはありますが、今は仕事の話をいただくたびに、何でもかんでも引き受けるのではなく、休日を考慮しながら精査しています。

そりゃもう、心を鬼にしながらの取捨選択です。

休みを確保するのは簡単ではありません。

このジレンマは、芸能界固有のことと考えていたけれど、会社員の男性も同じ壁にぶつかっていることが最近になって分かりました。

妻が仲良くしているママ達とは、家族ぐるみの付き合いをしています。

ダンナ連中と話す機会もあります。

ある夫Sさんは、こんなことを嘆いていました。

大手外資系企業で働くSさんは、平均的な同世代男性よりも多く稼いでいます。

その分ハードワークで、朝から晩までみっちり働き、休みはほとんどありません。

仕事のストレスも少なくないがそこは耐えつつ、仕事以外の空き時間とわずかな休日は、すべて子育てに注いでいます。

Sさんとしては、これ以上にないぐらい家庭に育児に尽力しているわけですね。

にもかかわらず、

妻は「家事・育児はすべて私任せよね…」と不満顔です。

これ、何が問題なのでしょうか。

働き過ぎ、です。

今の30代、40代男性に対して抱える女性側の悩みは、「働いてくれない」ではありません。

「働き過ぎ」なんです。

男からすれば、「働き過ぎてダメ」と教わったことがありません。

よく稼いで出世する、それこそが夫であり父親の務めであると親世代を見て育ったわけですからね。

でも社会も個人の意識も変わりました。

男女の役割分業はもはや古い価値観。

外で稼いでくるだけでは、夫と父親の役割を果たしていると認めてもらえません。

よく稼ぎ、よく休む。

これらを両立してこそ初めて、21世紀の良きダンナになれるんです。




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