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なぜ「子ども」よりも「大人」の方が友達を作るのが苦手なの!?

2017/02/21 UPDATE
 
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大人になると少なからず失ってしまう友達ですが、皮肉なことに新しい友達を作ることは時間と共に難しくなります。

子どもが公園で知らない子どもと知り合って、一緒に遊び、友達になるのに難しい理屈はいりません。

しかし、大人になるとこのようなことはほぼ不可能。

学校という空間は、ゆっくりと自然に親密さを生み出してくれる着実なルーチンを提供してくれる友達育成の場であり、

大人になると同じような興味や感じ方をする他人を見つける場は少なく、さらにその場に身を置くだけの時間的余裕が失われてしまうもの。

失いやすい友達は、同時に得がたい存在でもあるので、必然的にどんどん数が減ってしまうのは当然というわけです。

そんな現実に打ち勝って、大人になってから友達を作ろうとすると、まずは心理的な難題が生じるとのこと。

レバイン教授は

「大人になってから友達を作ろうとすると、まず意識せざるを得ないのが『友達が少ないことは問題だ』とか『もっともっと友達を作らなければ』という"不名誉な事実"です」

と述べています。

友達が多いことが良いならば、その反対の友達が少ないことは悪いことだということになりかねず、友達が少ないことに対する罪悪感から無用な強迫観念にとらわれるようです。

しかし、レバイン教授によると友達がまったくいない人はいないそうで、この「友達がいない」という誤解は女性に多いとのこと。

たいていの場合は、あまりにも理想的な友人関係を思い描いて追い求めているに過ぎないそうです。

他方で女性は他人とつながることで心地よさを感じやすいのに対して、男性はそうではないため、女性に比べると男性の方が大人になってからの友達作りが難しいという指摘もあります。

マリーランド大学のジェフリー・グリーフ教授は、

「男性の場合、友達になれるかもしれない男性に近づくことは、他人からホモセクシャルと誤解されるという懸念があります。男性は傷つきたくないものなのです」

と述べ、大人になってから男性が友達づくりをやりにくい一因を挙げています。

大人になってからの友達作りがこのように難しいことを考えると、なるべく学生時代から友達を作っておき、大人になってからも良好な関係を維持することが最も簡単なのかもしれません。




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