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「PERFECT HUMAN」が大ブレークで絶好調のオリラジ!! そんな”オリラジ”のデビュー当時に感心した逸話を先輩芸人語る。

2017/02/21 UPDATE
 
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オリエンタルラジオの「PERFECT HUMAN」は全然ありやと思います。

素直に格好いい。

この2人は頭がいいですね。

「ENGEI グランドスラム」のときは岡村君の「もうええねん、もうええねん」という突っ込みまで含めて成立してた。

でも「ミュージックステーション」に出演したときは、もちろんそんな突っ込みもなくてやりきった。

歌詞はきちんとネタになってるし、こういうお笑いがどんどん出てきたらええと思う。

もちろん私たちお笑い仲間にも刺激になる。

ハイヒールは歌ネタと物まねができないんですけど、藤森君は歌がうまいし、中田君もダンスがキレッキレでうまいし、なんでも突出してやるっていうのはいいのかな。

以前、中田君が武勇伝のころの話をしてたことがあった。

テレビの番組で、武勇伝だから柔道着のようなものをを着てやって欲しいというオファーがあったらしいけど、断っていつもの格好でやったそうです。

その柔道着を着なかった理由が「視覚的に覚えられてしまうと、キャラクターみたいになってしまうから」ということだった。

まだ新人なんで、聴覚的なネタでこうしてああしてっていうのは取り入れるけど、視覚的にはキャラクター化することは絶対にしなかったって。

リズムネタで“キャラクター化”したら、その後は苦戦すると先を見据えていたんですね。

リズムネタだからどうしてもネタも全部覚えられて、視覚的に固定してしまったら、それで終わるって。

中田君にはお笑いの理論がある。

頭のええ子やなと思いましたね。

もちろん相方の藤森君も「あっちゃん格好いい」をキャラクター化することなく、やり通した。

藤森君もチャラ男のキャラクターでブレイクして、この「PERFECT HUMAN」でまたブレイクして。

彼らの考えているお笑いには「格好いい」が入っている。

私たちのやるお笑いはどこか昭和なんですけど、彼らはそうじゃない。

このまま行ってほしい。

最後に笑い取って終わるっていうのは、もう古いんかもしれませんね。
 



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