私が人生で一番初めて一生懸命になったものが、AKB48でした。
14歳の時、入って、いろいろなことがありました。
楽しかったこと、つらかったこと、たくさんのメンバーとの出会い、その数の別れ、取り残されていく自分。
いっぱいいっぱい泣きました。
「辛いなら辞めればいい」。
一度母に言われたことがあります。
でもそのとき辞めなかったのは、AKBが大好きだったからです。
AKBで頑張っている自分が、もがいている自分が好きでした。
だからずっとこのグループにいたいと思いました。
メンバーのみんなとずっといたいと思いました。
でもそれではいけないということを知りました。
好きだからこそ、前に進まなきゃいけない。
そう教えてくれたのは、先に卒業していった、仲間達の背中でした。
私にもまだ、やってみたいことがたくさんある。
自分を試してみたい。
だから、10年を振り返るのは今日で終わりにしようと思います。
前に進もうと思います。
これから歩む道、自分の無力さに、苦しくてへこたれることもたくさんあるかと思いますが、後ろを振り返れば、たくさんの仲間達がいる。
たくさんの後輩たちがいる。
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