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”ベートーヴェン”は耳が聞こえなくなってから本領を発揮した!

2017/02/21 UPDATE
 
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耳が聞こえない音楽家ベートーヴェン。

難聴で耳が不自由になった。
ほぼそれと同時に失恋まで重なり、
ベートーヴェン、死ぬことを考えました。

ここに、人生に絶望したベートーヴェンが、
ふたりの弟宛てに書いた遺書があります。

お前たちは、私のことを
気難しい人間だと思っているだろうが、
それは大きな誤解だ。

私がこの6年間、
ずっと耳の病に悩まされていたことを
知らないからだ。

人と話すときに

「耳が聞こえないので
 もっと大きな声で話してください」

とは決して言えない。

音楽家なのに音が聞こえない苦しみが
お前たちにわかるか?

病気が知られるのが怖いので、
今は用事があるときだけ
人に会うようにしている。

(中略)

絶望し、死のうと考えた。

しかし、作曲を続けたいという
思いだけがそれを止めた。

人々よ、もしこれを読んだら、
きっと私に対する見方が
どれほど間違っていたか知るだろう。

そして、つらい運命を背負っている人たち
こんなにも不幸な人間が音楽家として
努力し続けたことを知り、勇気をもってくれ。


これは、死ぬ前に書き残すつもりの文章だそうです。

絶対に知られたくない
耳の病気のことをオープンにし
悩みを告白しちゃったら
スッキリしたのではと思います。

自殺するつもりで
死ななかったベートーヴェン。

その後10年間にわたり
代表作を続々世に出します。

むしろ代表作のほとんどは
耳が聞こえなくなってからの作品なのです。

そしてベートーヴェン
最後の交響曲「第九交響曲」です。

この交響曲には
「苦しみを超えて歓喜に至れ」
というメッセージが込められています。

年末の定番です。

この第九の初演では
ベートーヴェン自らが指揮棒を振りました。

その初演での演奏後
ベートーヴェンは客席を振り向くことが
できなかったといいます。

耳が聞こえないから
観客の反応がわかりません。

「自分の思ってる
 音楽ではなかったのではないか」

そんな不安のため
その場に立ちすくんでしまったのです。

いつまでも、そこに
固まったままのベートーヴェンに
アルト歌手がそっと寄り添って
彼を振り向かせました。
 
 
すると、そこには
 
 
拍手のスタンディングオベーション!
 
 
割れんばかりの観客の拍手が続きます。
 
 
その音声は聞こえなくとも
観客の感動がベートーヴェンにも伝わりました。

ベートーヴェンのピアノの鍵盤には
歯でかじった跡があります。

歯で噛みついて
骨で音を感じようとしていたのです。
 
 
「歓喜」それはいつだって
苦しみの先にあります。
 
 
引用元:心が折れそうなときキミを救う言葉 SB文庫

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

人は、何かの不安や悲しみなど
まず向き合って、
そして受け容れることから
切り替わりが生じることがあります。

みなさんもベートーヴェンのように

胸の中にわだかまりや悩みがあるときは
紙の上に書き出してみたら
案外スッキリするもんです。

さらにその紙を水に流すか燃やすかしたら
さらに気持がリフレッシュすると思います。

紙への書き出しは
そのためのいい方法ではないのでしょうか(*^^)v



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