畑にね、雨水を貯める大きなバケツを置いてるんですよ。ある朝、それをひょいと覗いてみたら、すげえ巨大なネズミが死んでいました。そして立派なモズも死んでいました。ものすごくビックリしました。だって意味がわからなくない?!
Patuko2013 フォローする 2020-07-12 19:57:38畑にね、雨水を貯める大きなバケツを置いてるんですよ。ある朝、それをひょいと覗いてみたら、すげえ巨大なネズミが死んでいました。そして立派なモズも死んでいました。ものすごくビックリしました。だって意味がわからなくない?!
Patuko2013 フォローする 2020-07-12 19:57:38バケツの水を飲んでたネズミを狩ろうとしたモズが反撃にあって溺れて死んだ? ネズミもバケツから這いあがれずに溺れて死んだ? それともバケツで死んだネズミを見つけたモズが持ち運ぼうとして失敗し、溺れて死んだ? 2つの死は同時か否か? 関連はあるのかないのか? なにもわからない!
Patuko2013 フォローする 2020-07-12 19:58:07ここでなにかがあった、それはわかる、でもなにがあったのかはわからない、ここは私の畑なのに、なにもわからない。職場で自分の知らないうちに同僚同士がデキてて結婚したときのように、「へえ~」と間抜けな顔と声をさらすほかありません。いつだってそうだ、私を置き去りにして今日も世界が回る。
Patuko2013 フォローする 2020-07-12 19:58:50とりあえずバケツの中に入ったままだと水ごと腐ってしまうので、私はひしゃくでネズミとモズの死体を引きあげました。まだ新鮮だし、どちらも大きくて立派な個体です。埋葬しようと思ってたけど、骨格標本を作るのもいいかもなと眺めながら、数歩うしろに下がったら、ぐにゃっとしたものを踏みました。
Patuko2013 フォローする 2020-07-12 19:59:47否、踏みかけて飛び上がりました。あのね、人間ってね、よくわからないぐにゃっとしたものを足裏に感じると、反射的によけようとします。そういう風にできてます。それは仲間である人間を踏みつけたりしないよう、本能的に組み込まれた感覚だと思うんですけど、驚いた猫のように私は飛び上がりました。
Patuko2013 フォローする 2020-07-12 20:01:02そして着地するさいに足首をグキりました。
Patuko2013 フォローする 2020-07-12 20:01:29ちなみに私が踏みかけたのは、丸々としたモグラの死体でした。ここにきて第三の死体の登場です。推理小説のような展開です。小説なら盛り上がるかもしれませんが、現実だと混乱するだけです。とりあえず私は足を引きずって一旦家に帰り、あずきバーを1本食べて落ち着いてから、再度畑に戻りました。
Patuko2013 フォローする 2020-07-12 20:02:39そうしたら、なにが起こったと思います? ネズミとモズとモグラの死体がきれいさっぱりなくなっていて、かわりになにかのウンコが転がっていたんですよ! これはいったい、どういうことなんだってばよー!!!
Patuko2013 フォローする 2020-07-12 20:03:58はい、特にオチはありません。
Patuko2013 フォローする 2020-07-12 20:04:26いやまあ、私の畑は完全無農薬なので虫やトカゲがたいへん多く、それゆえ鳥にとっては極上の狩り場らしくて、しょっちゅう鳥同士で激しい縄張り争いをしており、その鳥目当ての肉食獣もウロウロしているのは知ってたけど、もうなにがなにやら・・・
Patuko2013 フォローする 2020-07-12 20:05:03@Patuko2013 最後までしっかり読んでしまいました?
napcat21 フォローする 2020-07-13 12:41:17@Patuko2013 文章に勢いがあって好きです?足をグキってあずきバーで心を落ち着けるくだり笑いました。どういう事なの…。
tvcatea フォローする 2020-07-13 10:26:57@Patuko2013 なにもわからないですが、状況がよくわかりました。ありがとうございます。
enokinokinoki44 フォローする 2020-07-13 10:21:29「死体なんてないじゃないか。見間違えたんじゃないのかね、君ぃ。」
と警部に言われるパターン。 https://t.co/m8cdj41kw5
コメント