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EXILEのASUSHIが矯正支援官として少年院で語った熱い想いとは・・・

2017/03/08 UPDATE
 
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矯正支援官とは・・・

2008年に法務省から特別矯正監に任命された杉良太郎さんの発案で、全国の受刑者らの更生を応援する芸能人を、矯正支援官に任命する新しい制度が設けられました。

2020年の東京五輪で世界一の安全な国とするため、犯罪や非行した人の改善更生を応援する活動を行っています。

矯正支援官の任期は2年間。

無報酬でボランティアとして活動します。

矯正支援監の活動は、全国の矯正施設を訪問し、受刑者や少年らに対し、講演や歌唱などを披露することで、自らの今後の生き方などを考えさせることを目的としています。

ATSUSHIが刑務所で感じたこととは・・・

EXILEのATSUSHIさんは2015年4月22日に浜崎あゆみさんらとともに矯正支援官に任命されました。

この日も少年院で少年たちの前で話をしました。

そのときの様子がfacebookで投稿され話題となっているので紹介します。

一月某日。
東京駅から新幹線に乗り、ちょうど新潟県にさしかかる辺りで、トンネルを抜けると、辺りが急に、雪景色一面に。
海外にいた時には感じられない、日本の雪景色の美しさみたいなものを感じ、そしてこの雪で、マキさんを含むPKCZのメンバーが、事故をしてしまったんだなぁ…と、急に切なくなったり。
でも無事で良かったなぁと、感じたり…。
そして、駅に着き、車で少年院に向かいました。
以前、網走刑務所に行った時を思い出すような、独特な緊張感の中、少年院に到着し、院長さんと、法務省の方が出迎えてくださり、中へと入っていきました。
感じたことを細かく書けば、本当にキリがないのですが、できる限り絞って、書かせていただきます。
まず、体育館に入り、マイクのバランスをチェックし、そして、一度控え室に戻り、少年たちが体育館に揃うのを待ちます。
そして、教官の先生の紹介で、少年たちの間を歩いて、机の上のマイクを握りました。
ここでお伝えしておかなければならないのは、彼らは罪を犯していて、そこには被害者もいるということです。
そして、彼らは悔い改め、罪を償い、更生しなければならない。
そしてもう一つ。それは、現代の日本の犯罪の約半分は、再犯だということです。
要するに再犯を無くすということは、日本の犯罪の約半分が無くなるということにも繋がるのです。
だから、決して僕はファンサービスをしに行っている訳ではなく、再犯を防止する、そのことに務めるべく、足を運んだということだけ、ご理解いただけると嬉しいです。
話がそれましたが、そこからマイクを握って、しゃべり始めました。
その時僕は、緊張感を持っています。
なぜなら、ウソや、うわべだけの話、ハッタリなんか、彼らには絶対に通用しないからです。
あの緊張感は独特です。
刑務官の先生方にお話を聞けば、ほぼ7割、いやそれ以上の子たちが、家庭環境になんらかの問題を抱えているといいます。
彼らの中の一人の子は、親からお前なんかいらないと言われ、そのことがずっと心に残っていて、自分はこの世に必要ない存在なんだと思い込み、自暴自棄になって、犯罪を繰り返し、少年院送りとなってしまった、少年もいます。
それが、犯罪を犯す、正当な理由にはならないことは分かっています。
しかし一見、みな丸坊主にしていますし、純粋に見えるのですが、その目の奥には、そのまま純粋な子もいれば、悲しみや、孤独、怒り、憎しみ、様々な感情を持った子たちが、そこにはいました。
その全ての子たちが、異なる環境において、異なる感情を抱えていることを、感じさせられます。
しかし彼らの多くは、大人というものに対して、大きな不信感を抱いています。
思い出してみれば、確かに少年時代、自分の親と、仲の良い友達の親、そして学校の先生以外の大人と、接する機会って、あまりなかったかもしれません。
だから、その数少ない大人を信用できなければ、世の中の大人はみんなそうだと、そう思い込んでいる子たちが多いのです。
そして、ちゃんとした大人に会う、最初の機会が、一年近く毎日、真剣に向き合ってくれる、そこにいる刑務官の先生方なのだそうです。



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