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渡辺謙さんが語る「病気になることでしかわからない心境」とは…

2017/02/21 UPDATE
 
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出典元:j-cast.com


俳優の渡辺謙さんが自身や妻の南果歩さんの病気について思いを語った内容が話題になっているので紹介します。

渡辺謙さんはテレビ番組に出演し、自身や、妻で女優の南果歩さんの病気についての思いを語りました。

そのときの聞き手となった清水健アナウンサーが思わず目を潤ませる場面がありました。

渡辺謙さんは1989年に急性骨髄性白血病を発症。

1994年に再発したが克服。

また、今年2月には早期の胃がんが見つかり手術。

時を同じくして、妻の南さんも同年3月に乳がんで手術しました。

渡辺謙さんは入院により米国での舞台出演などのスケジュールを延期していたこともあり、妻の手術には付き添えなかったそうです。

それでも南さんからは「(米国に)行きなさい。私は大丈夫だから」と背中を押されて渡米したそうです。

ただ、その後、「渡米した翌日が(南の)手術で、じくじたる思いはありましたね」と当時の心境を語っていました。

清水アナから病気について聞かれると、

病気を得る、という心境にはなかなかなれないけど、そのことでしか分からないことがある。

そのことでしか、人の痛みを知ることはできないと思う、大きなきっかけでした。

何もない状態では、人の痛みとか苦しみとか悲しみは分からない。


と話し、清水アナは目頭を押さえました。

実は、聞き手の清水アナは2015年に妻を乳がんで亡くしています。

謙さんの話を聞くと、僕なんかまだまだだったのかなと思います。

まだまだできることはあったのかな、寄り添えることって…。

その意味を問い続けているような気がします。


と声を詰まらせると、渡辺謙さんは

後悔じゃなくて、悔いって大事だと思いますよ。

何もかもさっぱりと整理はつかないですよ、人生って…。


と語りました。

この内容はネットで話題となり、清水アナのfacebookにはこのようなコメントが寄せられました。

渡辺謙さんとの対談観ました。

「何も無い人に、人の痛みや、悲しみはわからない…」とおっしゃってました。

ご自身の病気、奥様の病気を肌で感じ、経験したからこその言葉ですね。

シミケンさんは、そこで涙されてました。

私も病気によって、以前より 感じる事、見えるものが変わりました。

病気という試練がそうさせてくれたけど、大きな経験とは、病気した本人だけではないと思います。

周りも家族も。

さらには、病気でなくても、自らを律してチャレンジし、大きな壁に挑んだ人も。

シミケンさんも、あれほどの経験をされて、人の痛み、気持ちがわかるんでしょうね。

いつも、とても伝わります。


人はずっと健康であると勘違いするのかもしれません。

このように自分自身や身近な方が病に苦しむことで人の痛みを知るのかもしれません。

渡辺謙さんの実体験としての気持ちはとても深く感じました。







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