古いエアコンはよくない…とは言っても、どれくらい古いとダメなんでしょうか。ここでは、新旧のエアコンを比較して、消費電力量がどれくらいなのか、いつごろのエアコンなら大丈夫なのかを割り出していこうと思います。
ここで活用するのが、省エネ製品買換ナビゲーション「しんきゅうさん」です。なんと、環境省が運営するサービスで、家電の購入した年数と、メーカー、製品番号などを入力することによって、新旧の製品の消費電力や電気代の差を試算して知ることができます。
省エネ製品買換ナビゲーション「しんきゅうさん」
ここでは、1994年以前製造、2000年製造、2005年製造、2010年製造の4機種を、2015年製のエアコンと比較してみましょう。
年間消費電力量 年間電気代
1994以前 1292kWh 34,880円
2000年 1473kWh 39,770円
2005年 1100kWh 29,700円
2010年 850kWh 22,950円
2015年 825kWh 22,280円
確かに、古い機種になればなるほど、電気代は上がっていきます。年間の電気代を見てみると、1994年以前のエアコンと2015年製のエアコンでは、なんと、12,600円も違うのです!
今回は、2015年製造のエアコンとして、東芝のRAS-285SDRを選択しました。しんきゅうさんでは、他のエアコンメーカーを選択することもできますので、家庭にあるエアコンの消費電力や電気代などを算出して、最新エアコンと比較してみると良いでしょう。
つけっぱなしにするということは、基本的には電力を消費させる行為です。エアコンの新旧についても、気にかけた方がいいでしょう。
また、しんきゅうさんでは、「くわしく比較」する機能もあります。
たとえば、東京都にある住まい、23℃設定で24時間エアコンを稼動させたところ、年間の消費電力は612kWhで、年間の電気代は16,520円になるということがわかりました。
暖房を使うのは、秋の終わりごろから、春先までになると思いますが、ワンシーズン24時間使っても16,250円だということがわかれば、つけっぱなしにトライしてみる価値はあるのかも。
この試算を出すために、以下のような設定を組んでいますので、ご自身で検索するときの参考にしてみてください。
•冷房を使わない(暖房費を算出したいため)
•鉄筋コンクリート中間階の部屋
•東向き、または西向き
自宅のエアコンの電気代は使用する環境(建築方式、部屋の方角など)も大きくかかわってきますので、きちんと入力することをおすすめします。
また、しんきゅうさんはスマホやタブレットからも利用可能です。
家電量販店でお買い物をする際にも、年間の電気代を簡単に調べられるので、とっても便利ですね。
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