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生体実験の末に捨てられたチンパンジー。それでも温もりが欲しい・・・。

2017/02/21 UPDATE
 
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本当に孤独になってしまったポンソは生涯1人で、生息に適さない島で暮らすことなりました。

生体実験でボロボロに傷つき、用済みになるとアフリカの孤島に捨てられたポンソ。

人間不信やトラウマを抱えても不思議ではないはず・・・。

そんなポンソが、久しぶりに知らない人に会ったときのことです。

あるとき、チンパンジー保護センターの理事を務めるエステル・ラバランドさんがポンソに会いにこの島を訪れました。

するとポンソは、なんと、これ以上ないほど幸せな様子で、エステルさんを迎えてくれたのです。

その表情は笑顔にすら見えたそうです。

人間から受けてきたひどい仕打ちを考えると、恐怖や怒りなどの感情を持っていて当然のはずなのに、エステルさんをギュッと抱きしめたポンソ。


知能が高く群れで行動するチンパンジーのポンソが、本当に必要としていたのは『愛情』でした。

エステルさんをギュッと抱きしめた様子からは、ポンソがどんなに寂しい思いをしているかが、本当に良く分かります。

悲しいことに、過去に生体実験の実験台として使われたポンソは、島を離れることもできないし、他の仲間たちと楽しい人生を送ることもできなくなりました。



ひとりぼっちのボンソ。

ボンソのようなチンパンジーをつくった理由は、人間の病気を治すためです。

本当にこれでいいのでしょうか?

チンパンジーと人間は遺伝子の99%が同じなので、研究のためには絶好の実験台でした。

たった1%の違いで命の重さはこんなに違うのでしょうか・・・。




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