テレビ番組で、お笑いタレントの小籔千豊さんが若者を簡単に批判する大人たちを非難しました。
この小籔さんの発言に、ネット上では称賛の声が上がっているので紹介します。
この日の放送のでは、34歳の視聴者から送られた
「私のパート先の学生アルバイトさんたちが、言ったことしかやってくれなくて困っています」
という悩み相談を基にトークを展開。
「店先をほうきで掃いておいてと言うと、本当に掃いておくだけ。ちりとりで集めてゴミ箱に捨ててはくれません。どういう教育を受けてきたの?」
というメールに対し、ハイヒールリンゴさんは、
「ええ~? それ全部言わなあかんのかな。ほうきで掃いて、ちりとりで集めて、固めてそれをゴミ箱に入れるんやで、後はほうきは元に戻すんやで、とか言うの?」
と、学生アルバイトの行動を批判した。
MCのバナナマン設楽統さんも
「言えばやってくれるんですかね?」
とコメントしたが、それを聞いていた小籔千豊さんは、このように反論しました。
その後、リンゴさんが「それでも、言われたことしかしない若い子はたまにいるよ」と引かない姿勢を見せると、
小籔さんは
「それは、リンゴさん世代も昔の人に言われてきたこと」
とキッパリと反論した。
この小籔さんの発言に、SNSなどには
「もっともなことしか言ってない。誰も教えてくれなかっただけで、小籔の言う通り教えればいいだけ」
「言い方は極端だけど言ってることはすごくまっとうだと思う」
「年下を分かってない、と決めつけるのは簡単。ちゃんと教えるというのが実は難しい」
「小籔の若者擁護は見事だと思う」
といった、小籔さんの発言を称賛するコメントが多数上がりました。
吉本新喜劇を座長としてまとめる小籔さんですが、新喜劇の50周年を記念して出版されたインタビュー本の中で、
“大事なのはベテランではなく若手なんです”
と語ってます。
今の新喜劇は池乃めだかさんなど華のあるベテラン勢がそろっているものの、彼らが引退した後に今のお客さんが離れていってしまうのでは、という危機感が小籔さんにはあるようで、若手に対して特に大きな期待をかけているようです。
そんな小籔さんですから、若者を簡単に批判して突き放す態度が許せなかったんでしょうね。
毒舌でおなじみの小籔さんですが、彼の発言には共感する人も多いです。
この話題にも賛否両論ありそうですが、今の時代では賛成する若者の方が多いようですね。
時代が変わるごとに教育の仕方も変わってあたりません。
教育をする側もされる側も、いつまでも同じ手法でアプローチするのではなく
その時代の流れにあったものを試行錯誤して実行することが大事なのかもしれませんね。
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