野球やサッカーなどの球技で選手達によって用いられる「変化球」。
「あの変化球はすごい！」などと楽しく観戦し「なぜボールの軌道を操れるのだろう」と尊敬の気持ちになりますよね。
そんな選手達が華麗に披露してくれる「変化球」ですが、メカニズムまで考えたり、説明できる人は選手でも少ないと思います。
今回『高さ126.5メートルのダムからバスケットボールを落とす』という斬新な方法でメカニズムを解説してくれる動画が公開され話題になっているので紹介します。
この実験は、ボールを落とすだけとシンプルなのですが衝撃的な結果となっています。
今回の実験は、変化球の起こるメカニズム『マグヌス効果』という現象を誰でもわかるように説明するために行われたものです。
『マグヌス効果』とは回転している物体が回転軸と直角方向の空気抵抗を受けるときに、物体の流れの速度と回転軸に直角の方向に力を受ける事により動きに変化を生じる現象です。
ダムの上から2回、バスケットボールを落下させてそれを証明するって発想が斬新で、そして分かりやすいんです！
まず1回目は『普通』に落としてみます。
少し風の影響で揺れながらも、手を離した位置のほぼ真下に落ちていきました。
2回目はボールに『バックスピン』をかけて落としてみます。
明らかに1回目とは違う動きなのがわかります。
それでは衝撃映像をお楽しみください！！！
なんとぐんぐん前方に動き、最後は水しぶきをあげ、ボールが跳ねていきましたね。
バスケットボールにバックスピンをかけることで『マグヌス効果』をわかりやすく見る事が出来ました。
何気なく見ていた変化球、あの技の中にこんなメカニズムがあり、選手たちは練習でメカニズムを味方につけている。
当たり前に行われていることでも「何でこうなっているのか？」と、わからないまま過ごしていること、そこに目を向けて見る事で、思わぬところで学びがあるんですね。
学校でもこんな楽しく教えてくれたら天才児が増えちゃうかもしれませんね！！！
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