73歳で旅立った夫との間には、15歳のレネ=チャールズと6歳の双子ネルソンとエディが残されました。
73歳で旅立った夫との間には、15歳のレネ=チャールズと6歳の双子ネルソンとエディが残されました。
ABC Newsに出演したディオンが、まだ幼い双子に父親の死をどのように伝えたのかを語りました。
「子供たちに、パパがもういないということを話す前に、人は誰でも病気になるということを話しました。
そして、『カールじいさんの空飛ぶ家』を覚えている?と切り出したんです。
この映画は私たちのお気に入りなの。」
2009年公開のディズニー作品『カールじいさんの空飛ぶ家』。
長年連れ添った幼なじみの妻エリーを病気で失った主人公のカールは「いつか2人で行こう」と約束した伝説の滝を目指し、思い出の家に風船をくくりつけて空へと旅立ちます。
「うん、知ってる!
エリーはお空へ行ってしまったんだよね。
風船と一緒に。」
そう答えた子供たちに、ディオンは
「そうね……。
パパもね、今日、お空に旅立ってしまったの」
と告げたそうです。
そして、2人を外へと連れ出し
「さあ、パパに愛してるよ、
空の旅を楽しんでね、
って言ってちょうだい。」
と促しました。
そして、3人で「妖精の粉」と呼んでいる粉末を手のひらに載せて息で吹き飛ばし、空へ向かって風船を放したそうです。
「空への旅は楽しいこと。
希望が持てること。
パパはもう苦しまない。
ここにはいないけど、幸せなんだということを伝えたかったの。」
6歳の双子は、こうして父親に別れを告げました。
生前、レネはディオンの腕の中で逝きたいと話していたそうです。
おそらくはレネは、家族に見送られ空の旅を楽しんでいることでしょう。
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