女性は大将に
「この鉄火巻き、本当においしいですね。
家庭でもこんな風に作りたいときはどうやったらいいですか?
コツはありますか?
なかなか素人には難しいですかね…」
と話しかけたのです。
すると、大将は女性に向かって
「笑わせるね!そりゃ無理だわ、当たり前。」
とぶっきらぼうに言い放ったのです。
さらに、
「そんなもんこちとら延々と修行重ねてやってきてるんだ!
やすやすとコツなんぞ教えられたら苦労ないもんだ。」
と嫌味に小笑いして答えます。
この女性は本当においしかったからこそ、ちょっとしたコツがあれば聞きたいと思っただけだと思うのですが、大将のまさかの返しに何も言えずたじたじ。
「本当においしい」と言っているお客に向かってそこまで言わなくてもいいですよね。
女性と大将のやりとりは、Aさんだけでなく お店にいる他の客も見ており、各々胸くそ悪い思いをしつつ黙ってお寿司を食べていましたが、大将はまだ言い足りなかったのかさらに女性に嫌味ったらしくぐちぐちと話し続けます。
ここまで言われると思っていなかった女性は大将の驚きの態度に食べかけの鉄火巻きに手を付けることもできず「すみません」と恐縮するばかり。
さすがに言い過ぎている大将の態度を不快に感じ一言言ってやろうと決意した瞬間!!!
先に横の相席していた若いカップルが口を開いたのです!
店内に響く声で言い放った言葉とは?
「あーまずい。なんだここ。」
「くそまじーわ。回転寿司の方がよっぽどうまいな。帰ろうぜー。」
さらには
「心の狭いおっさんだなあ。ちょっとしたコツくらい教えるのにムキになってるくらいならたいしたうでじゃないんだろ笑」
大将に向かって逆に嫌味を言いながら店を後にした若いカップル。
Aさんたちも食事を終えてすぐ店を出ましたが、若いカップルが店を出てからの大将は言い過ぎたと思ったのか終始無言で仕事を続けていました。
いかがでしたか?
これまで努力を重ね、修行を積み重ねてきた大将の気持ちもわかりますし、黙々と仕事に打ち込む職人さんは口下手な方が多いのもわかるような気がしますが…
飲食・接客を生業としているのであれば話し方や伝え方ひとつで感じ方が変わることを心得ておくべきですよね。
今回の大将の対応をみていたお客さんは今後二度とお店に足を運ぶことはないでしょう。
人に何かを伝えるというのは簡単なようでとても難しいことです。
「人の振り見て我が振り直せ」という言葉がありますが、
この寿司屋の大将の話を教訓にしたいものですね。
もちろん大将の事です!
大将の握ったお寿司はきっと、お客様に喜んで食べてもらうと言う、感謝の気持ちが忘れてます!見た目だけで味は不味い!