妻がママ友からモラハラ・DVの相談を受け、精神科医の俺にも聞いてみて欲しい、とのことで妻から相談の下請け発注があった。
以下の答えは、人によっては不快に思うかもしれないが、これから誰かに相談しようとする人、あるいは誰かから相談を受けた人の参考にはなるかもしれない。
妻がママ友からモラハラ・DVの相談を受け、精神科医の俺にも聞いてみて欲しい、とのことで妻から相談の下請け発注があった。
以下の答えは、人によっては不快に思うかもしれないが、これから誰かに相談しようとする人、あるいは誰かから相談を受けた人の参考にはなるかもしれない。
まず大前提として、そういう男は逆恨み気質な可能性が高い。
もし離婚ということになり、こちらに相談してアドバイスをもらったなんて知られると、こちらが命の危険さえ感じるようなとんでもない攻撃を受けるかもしれない。
だから、基本的に「アドバイスはするな」。
悩みはたくさん聞いてあげよう。
ただし、いくら共感しても、LINEでその夫のことを悪く書いてはいけない。
そういう男は、妻のLINEもチェックする恐れが高いから。
それを見られたら、君が攻撃対象になりかねない。
悩みを聞くだけでは気が済まないなら、「精神科医の夫によると、誰にでも当てはまるわけではないけれど、ごく一般的なアドバイスとしては」など枕詞をつけなさい。
あくまでも一般的なものにすぎず、「あなたたち夫婦にとって、こうするのが良い」というアドバイスではないことをしつこく念押し。
その夫にとって、我々は「家庭に入り込もうとする異物」であると認識しなさい。
そういう異物への拒絶反応は、善意の君が想像できないくらい苛烈なことがある。
我々には組織によるバックアップがない。
逆恨み攻撃されたら、個人で対応するしかない。
だから、病院なりNPOなり組織に誘導するのが良い。
ただし、これも「あくまでも一般的なものとしてなんだけど」と枕詞をつけ、「~したほうが良いよ」などアドバイスと受け取られる書きかたはしないこと。
以上は妻もすんなり受け入れた話。
以下は、妻もすぐには受け入れきれなかった。
DVは、ある種の「家族の病い」であり、DV夫を変えれば解決というものではない。
そもそも、そんなに簡単に夫は変わらない、変えられない。
ゴールは「夫を変える」ではなく、「DVをなくす」のはず。
そのためにできることは、「夫を変える」だけではない。
あなた自身が変わることも大きな一歩。
「なんで被害者が変わらなきゃなの!?」と思うかもしれないが、それこそが「変えられようとする夫」が抱く反発と同じもの。
加害者も「なんで俺が変わらなきゃなんだ!?」と思うものだ。
モラハラ・DVで被害者が精神科を受診するなら、離婚を決意した後ではなく、その前の段階のほうが良い。
決意してからだと「離婚を有利に進めるための受診・診断書」と、加害者にも医師にも勘繰られかねない。
あれこれ決断する前に現状をカルテに残しておけば、中立的な証拠になる。
@BookloverMD すごく納得できる話です。
昔父と母が何度か別居した際に毎度手助けしていた母方の伯父が逆恨みされて、
父は「あいつこ◯してやる!」と激昂してました。
友人だとついつい肩入れした発言をしそうなりますが、共依存は単純じゃないですよね?
@BookloverMD むちゃくちゃ為になりました。
ありがとうございます。
@BookloverMD @kobonona まさにこれ。知人Aの彼女ががモラハラの相談を知人Bのカップルに相談して親身にアドバイス、知人Aが如何に間違っていてあなたは間違っていないかを説き、結局別れることになったが、その時知人Aに全面的に悪者にされたのが知人Bのカップルだった。
Fwt1vXHMVOzL9J0 フォローする 2019-10-02 09:32:10@BookloverMD @Yamashita238 モラハラ精神DV夫の妻を数人しっているけど、共依存の面もあるので相手を変える前に自分も変わらないと、という意見には大賛成です。
I1fE8j8010qx7t0 フォローする 2019-10-02 13:13:12
コメント