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”ももクロ”が示した彼への想い。いじめで自殺した生徒の作文に心が痛む…。

2017/02/21 UPDATE
 
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今年の2月2日、ナゴヤドームを皮切りにして始まった、ももいろクローバーZの5大ドームツアー西武ドームでの公演で無事千秋楽を迎えました。

総動員数252,059人の大成功となった今回のドームツアー。

会社のあるスタッフも熱狂的な「モノノフ」の一人。

すべてのツアーに参加したみたい・・・。

そのツアーの中でも、ファンの間では3月26日、Yahoo!JAPANドームで行われた福岡公演での”ある出来事”に注目が集まっています。



2014年1月8日、3学期の始業式の朝、長崎県新上五島町立奈良尾中3年の松竹景虎君(当時15)が自宅近くの公衆トイレで首をつって自殺しました。

町の第三者委員会は2016年1月「過酷ないじめが原因で自殺した」とする調査報告書をまとめました。

同級生から執拗に「悪口」を繰り返されていていたという景虎くんは、同級生にLINEで自殺を示唆する内容を幾度となく送り、同級生からも担任に相談したこともあったようですが結局助けることはできませんでした。

そして、中3の夏休みに景虎くんは「空気」という題名で”いじめ”をテーマにした作文を書いています。


【松竹君が書いた作文(一部抜粋)】

 空気

 情報社会である現在、毎日膨大な情報が流れてくるが、必ずといっていいほど目にする記事がある。それがいじめ問題だ。「中学の男子生徒がいじめにより自殺しました」などという事件が起こるのが最近はあたりまえと思う人が増えていると思う。

 いじめの加害者の気持ちを想像してみた。主な理由は二つほど考えられる。一つ目は、いじめという行為が楽しい。「相手の反応がおもしろい」などがよく補足としてつけ足される。このての加害者は恐らく、自分がその苦痛を知ることでしかやめないだろう。

 二つ目は、周りの友達に合わせているからだと考えられる。そう、ほとんどの人が自分が嫌われないように生活しているのだ。もし、少しでも友達が嫌いな子に優しくすれば、そのことを責められ、今度は自分がいじめの対象になるのではないかという不安と恐怖にかられる。それの連鎖がおこるから、周りの人に合わせるといじめがおこる可能性があると思う。

 もっともたちが悪いのは後者の方だ。なぜなら、いじめが完全に終わることがほとんどないからだ。対象者は移り変わってもいじめは続く。

 では、いじめの原因は何かを伝えよう。それは「空気」だ。これが目に見えないものだから恐ろしい。いじめをしなければ自分がやられてしまうという空気、いじめに参加しないといけない空気。いじめの加害者、主犯でさえも空気によって動かされているのだ。

 この問題を解決する方法はただ一つ……。みんなが親友になることだ。そう、実はすごく簡単なはずなのだ。人の笑顔は人を笑顔にし、その笑顔がまた別の人を笑顔にすると思う。

僕の好きな歌にこういう歌詞がある。「空気なんてよまずに笑っとけ、笑顔笑顔、笑うかどには福来たる」。暗い顔をしていてもいいことは起こらない。学校で習う数学の公式や英単語を忘れても、笑顔の大切さだけは忘れないでください。

出典元:damekyoshi


自身がいじめの被害に遭いながら、その原因について考え「いじめをしなければ自分がやられてしまうという空気、いじめに参加しないといけない空気。いじめの加害者、主犯でさえも空気によって動かされている」と結論付けている景虎くんの作文。

後半では、この問題を解決するために必要なのは「みんなが親友になること」として、自らが大好きだった”ももクロ”の曲「笑顔百景」の歌詞を引用し、笑顔の大切さについて綴っています。
 



コメント

3
  • 1. いいねニュース訪問者
    (b2c3ea) 2023-01-12 09:46:17 [通報]
    亡くなってからじゃ遅いよ
    0
    1
  • 2. いいねニュース訪問者
    (cb5901) 2023-01-13 16:08:22 [通報]
    >>1
    それってあなたの感想ですよね?
    0
    1
  • 3. いいねニュース訪問者
    (0926e3) 2023-06-12 19:54:59 [通報]
    モノノフはいじめっ子体質
    0
    1
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