路上に捨てられ怯えながらたたずむ二匹の捨て犬の姿に胸を締め付けられる・・・

感動

ベトナム、ホーチミン市の街頭の片隅で怯えるようにうずくまっていた二匹の子犬。

大きい方の子犬が、小さい方の子犬を守るようにギュっと抱きしめていました。

ここを通れば誰もがその光景を目撃することになりますが、通行人は誰も足を止めようとしません。

そんな中、子犬たちを見かけたパゴダ（仏塔）の修行女性たちが、この子犬たちに救いの手を差し伸べました。

そして、仏塔でこの二匹を受け入れることにしました。

大きい方の子犬は寺についても、小さな子犬を守るように抱きしめ続けていたそうです。

食べるものもなく、衰弱しきっていた二匹でしたが、お互いに寄り添い合うことで寂しさと飢えをしのいでいたようです。

おそらくは誰かに捨てられたのでしょう。

その怯えている様子からは、街頭でどんな目にあってきたのかを想像するのは難しくありません。
　
それでもまだ完全に人間のことを信じることを止めたわけではありませんでした。

寺でのみんなの優しさに徐々に心を開いていきました。