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ママが子育てを大変だと感じる本当の理由。休む暇がないことが大変なんじゃない!!!

2017/02/21 UPDATE
 
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人は「~をしたい」と思った時、その欲求を満たすために脳が体に命令を与えて行動を起こします。

つまり、私たちの全ての行動、例えば「ゴミを拾う」というようなどんなささいな行動であっても、「~したい」という欲求から始まっているんです。

そしてその目的を達成し、欲求が満たされた時、初めて人は達成感を得ることができます。

達成感を得た時私たちの脳内ではドーパミンという別名 快楽物質と呼ばれるものが分泌されます。そしてそのドーパミンが分泌されることで私たちは幸せや満足を感じるのだそうです。

でも、毎日毎日同じことの繰り返しが延々と続くような目に見える結果が得られにくい家事と育児をしているママたちは、このドーパミン不足、達成感不足なのではないかなと思ったのです。

そして、先程の例えで言えば、床に落ちてるゴミを拾おうと腰をかがめ手を伸ばしゴミをつかもうと手を広げたその腕を他者にいきなり遮られた時、「ゴミを拾いたい」という目的は達成されず欲求が解消できないことで、途中で行動を遮られたことに人はイライラやストレスを感じます。

その状態が24時間365日。

それが、子育てを大変だと感じてしまう大きな要因なのではないかと思いました。
 
 
提出書類を部長に渡しに行き、ハンコをもらうという簡単なことなはずなのに、風が吹いて書類は飛ばされ、やっとつかんだ書類に同僚がコーヒーをこぼし、書き直そうと思ったらコピー機は故障中、手書きで書こうと思ったらボールペンがインク切れ、別のペンを見つけ出してやっと部長へ提出出来ると思い歩いていたらなぜか床からモグラが出てきて、モグラにつまずき転んで書類が破れる。

そこに経理のエミちゃんが現れて、「これとこれ急ぎの仕事だから早く書いてください」と別の書類の山を渡してくる。

「あー。。。、もう!!!」

ってなりますよね。

子育てしていると、モグラが床から飛び出てくることなんて日常茶飯事です。
 
 
でも、勘違いしてほしくないのは、だから子育てしてるママの方が大変とか、仕事してるパパのが大変とか、そういうことを比べたいのではないということ。

ママの役割もパパの役割も、どちらも大変でどちらも大切です。

それでも、ママたちが子育ての何を大変だと感じているのか、ちゃんと知ってくれているパパや周りの人って少ない気がするんです。

休む暇がないこと、それ自体が大変なんじゃない。

自分という人間の「~がしたい」という自然な欲求をことごとく途中で遮られ、封じ込められたような、そんな閉塞感。

ちゃんと最後までやり遂げた!という達成感を得られにくい毎日。

そして、この「自分のやり遂げたい気持ちをことごとく他者に邪魔される」というストレスを経験したことのないパパになかなか気持ちを分かってもらえず、やりたいこと(夢とかそんな大げさなことじゃなく日常の行動のこと)を自分の赴くままに叶えていく世間の人たちが羨ましく感じられたりして、なんだかものすごく1人取り残されたような孤独をママたちは感じたりするのだと思うのです。
 
 



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