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"バナナ"の〇〇〇が「皮膚がん」の早期発見に役立つ???

2017/02/21 UPDATE
 
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バナナは高い栄養価を持っていながら、低カロリーの果物であり、腹持ちに優れていることが特徴です。

さらにコンビニやスーパーでも1年を通して低価格で購入できるために、コストパフォーマンスに優れています。

バナナは甘味があることで「高カロリー」と思われがちですが、皮付きのバナナは「1本100g=84kcal」であり、実は低カロリーです。

茶碗1杯の白米150gは252kcalであり、1本分のバナナ100gは84kcalしかないため、1/3程度のカロリーで済みます。

バナナを白米と同じ150gに換算しても126kcalとなり、ちょうど50%のカロリーに収まります。

白米150g=バナナ100g×3本


そんな理由からバナナはダイエットに使われる代表的な果物です。

 
 
でも、今回はその果実ではないあるものが注目されています。

それは、バナナの皮の黒い点。 



それも、「バナナの皮の
黒い点
が、
皮膚がん
の早期発見に役立つかもしれない。」と発表されたんです。

ドイツの科学誌「応用化学(Angewandte Chemie)」に掲載された研究論文によると、バナナの皮を活用することによって、皮膚がんのより簡単な診断が可能となり、患者の生存率上昇も期待できるといいます。

熟したバナナの皮には、丸くて小さな黒点が現れます。

これはチロシナーゼとして知られる酵素の働きによるもので、この酵素は人間の皮膚にもあります。

皮膚がんの中でも致死率の高い悪性黒色腫(メラノーマ)に苦しむ人に多くみられます。

スイスの物理・分析電気学研究所の科学者チームは、こうした共通性に注目しました。

がん用のスキャナーを開発し、人間の皮膚での応用の前に、バナナの皮を使って試験と改良を重ねました。

科学者たちはまず、メラノーマの成長において、チロシナーゼが信頼性の高いマーカーになると考えました。

最も早期の第1ステージのがんでは、この酵素はあまりみられません。

しかし、第2ステージでは、少しずつ均等に広がり、そして第3ステージでは、不均等に拡散します。

この第3ステージまでに、がんは他の器官に転移を始めます。

米国がん協会(ACS)によると、メラノーマがステージ1で検出された場合の10年生存率は95%だが、この数字はステージ3中期までに43%に激減するといいます。

開発したスキャナーは、柔軟性のある微小電極8本で構成されており、「くし」状の形をしています。

これを皮膚に当ててチロシナーゼの量とその分布を調べるそうです。

チームリーダーのウベール・ジロー氏は、

「このスキャナーの利用で、侵襲的な組織検査は必要がなくなる。」

と述べ、また将来的には、がん細胞の破壊にも利用できる可能性があると期待を寄せました。

出典元:AFPBB News

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

世の中、何が役に立つかわかりませんね。

子どもの頃、「バナナの黒い点が少し出てきたぐらいが甘くなった証拠よ!」と教わりました。

黒い点はよく熟生度合いを見る目安として使われます。

それが、まさか、皮膚がんの早期発見に役立つとは驚きですね!!!



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