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優秀な盲導犬の補助器具を外した途端、盲導犬が豹変!その姿に心打たれる…。

2017/06/23 UPDATE
 
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  • 盲導犬。

    目の不自由な人を救うという重大な役割を背負った、私の世界に欠かせない犬。

    彼らのおかげで、救われた人は数多く存在します。

    しかし、そんな盲導犬の「本当の姿」をご存知でしょうか。

    今回はそんな盲導犬の「本当の姿」を表したお話を紹介します。
  • 毎朝、私が通勤する途中に、

    見かけていた盲導犬。
     

    交通量の多い交差点で、

    いつも彼が信号待ちをしている時間、
     

    私は、
     

    「やっぱり盲導犬は凄いなぁ。

     素質があるよねぇ。」
     

    と思いながら、ニコニコと、

    その横を車で通過します。
     

    獣医と言えども、

    盲導犬を見る事は、

    なかなかありません。

    それはとても印象的な、

    それでいて毎日続く、

    不思議な風景でした。
     

    出会いは、突然やってきました。

    ある日、そんな盲導犬の彼が、

    ひょんな事から私の患者になりました。
     

    盲導犬の管理は非常に厳しく、

    月に一回の健康診断、爪の確認、

    足裏の毛刈り、

    肛門腺に予防関係に・・・・
     

    とにかく、飼い主さんに危険が及ばないよう、

    完璧な状況下で、

    任務がこなせるように、

    メンテナンスされています。
     

    もちろん優秀な盲導犬。
     
     
    爪切りでも自分から足を差し出すほどで、

    全ての診察は、

    非常にスムーズに進みます。
     

    ところがある日、

    彼の本当の姿を見ることになるのです。
     

    それは、正確に体重を測ってみましょうか・・
     

    と盲導犬の補助器具を、

    全て外した時の事でした。
     

    豹変した彼。
     
     
    彼は一目散に、

    病院を駆け巡りました。
     

    そして、

    病院内の看護士、

    獣医一人ひとりに挨拶をするように、

    じゃれて、グルグル回って、

    伏せをしたと思いきや飛び掛ってきて、

    また次の人間のところへ・・・
     

    そう、これが彼の本当の姿だったのです。
     
     
    本当は、人間と一緒に、

    思い切り遊びたくて、走り回りたくて、

    普通の犬としての暮らしに憧れを持っていた。
     

    そんな彼に与えられた使命、

    盲導犬。
     

    長い間、

    ずっと抑えていた感情だったのでしょう。
     
     
    そんな彼の本当の姿を露(あらわ)にした原因、それは・・・
     

    間違いなく、

    彼に付けられていた補助器具でしょう。
     

    それを付けている間、

    彼は「プロ」なのです。
     

    何があっても、飼い主さんを守り、

    自分の使命を果たさなければなりません。
     

    飼い主さんの
     

    「いつもごめんなぁ・・ごめんなぁ・・
     

     先生、少しだけこの子を

     自由にさせてあげても良いですか?」
     

    と言う言葉が、重く心に残っています。
     

    飼い主さんは、

    きっとこの子の気持ちに、

    ずっと気づいていたのでしょう。
     

    信頼で結ばれた強い関係。

    本当は遊びたいし走りたい・・・
     

    けれども誇りを持って、

    毎日仕事を続ける盲導犬に、

    強く感銘を受ける事となりました。
     

    それから・・・
     

    今でも、毎朝彼の姿を、

    交通量の多い交差点で見かけます。
     

    しつこいですが、

    「素質」などと安易な言葉で、

    彼を評価していた私自身に、

    今でも苛立ちを隠せません。

    そんな簡単なものでは無いのです。
     

    彼は毎月、病院に来た時だけ、

    補助器具を外し、

    ほんの数分だけ、

    みんなに挨拶しに行く、

    自由を与えられています。
     

    私たちも精一杯、

    彼と挨拶をします。
     

    犬は本当に凄いです。

    獣医になって良かったと思います。
  • ーーーーーーーーーーーーーーー

    どんなに立派な盲導犬でも
    本当は自由に走り回りたい。

    どんなにおとなしい盲導犬でも
    本当は飼い主とじゃれあいたい。

    そんな気持ちを抑えて、与えられた使命に
    一生を注ぐその姿に心から感銘を受けました。

    もし、盲導犬に会ったときは
    この話を思い出して敬意を持ってあげると
    いいかもしれませんね。



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