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動物を飼うということ。それは…

ある男性と老犬のお話を紹介します。
2017/04/08 UPDATE
 
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動物を飼うということ。

それは、その成長を見守り、一緒に生活をすること。

これはとても幸せな時間です。

しかし、彼らはいつまでも赤ちゃんではありません。

人間同様老いていきます。

いや、人間よりもずっと早く。
 

ここで一枚の写真を紹介します。

男性と老犬が湖の中にたたずむ写真。
 
その老犬は重い関節炎を患い動くこともままなりません。

男性は少しでも痛みから解放しようと愛犬を抱え毎日湖に連れて行っています。

写真に写っている男性の名はアメリカ在住のJohnさん。

そして彼に抱きかかえられているのは愛犬Shep。

Shepは生後8カ月の頃にJohnさんのもとにやって来ました。

そのShepももう19才。

人間の年齢にしたら100才はゆうに超える高齢です。

年をとったShepは重い関節炎にかかり、そのあまりの痛さに食事も眠ることさえもままならなくなってしまいました。

もう活発に動くことも一緒に遊んだりもできません。

しかし、JohnさんのShepへの思いはそんなことでは消えませんでした。

彼は動けなくなったShepを連れて湖へ行くようになりました。

そして、Shepを抱えて水の中に入るのです。

水に入ると浮力により一時的ではあるが関節炎の痛みが緩和されるといいます。

Johnさんは毎日毎日Shepを湖に連れて行き少しでも痛みがやわらぐようつとめているそうです。

この写真を撮影したフォトグラファーのStonehouseさんは

「写真を撮ったとき、Shepはパパ(Johnさん)の腕の中で眠っていました。それも、とても穏やかな表情で」

と語っています。

なんの心配もなくスヤスヤと眠る表情はまるで子犬のように。

関節の痛みもやわらぎ何より大好きなJohnさんと一緒にいて安心しているのではないでしょうか。
 

Shepはその後、20歳の誕生日を迎えた1ヶ月後の、2013年7月に無事老衰で昇天したそうです。
 

動物を飼う期間は人間にとっては長い人生の一部分かもしれません。

しかし、飼われた動物はその人との時間が生涯そのものなのです。

動物を飼うときは、彼らの寿命が1年であっても20年であっても、そのことを忘れてはいけません。

Johnさんのような愛情こそが人間と動物、双方の幸せにつながるのではないでしょうか。
 

最後にJohnさんとShepのファンが作ったメモリアルビデオをご覧ください。

Shepが死んだ後インタビューでJohnさんが微笑みながらこう語ったそうです。
 

「相棒がいなくなって寂しくないですか?」
 

「もちろん、寂しい。

けれど僕たちは愛に満ちた日々を一緒に過ごした。

彼は僕にとって大きな贈り物だった。

だから僕は彼を送り出しても幸せなんだ。」

出典: Schoep.and.John



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