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小島慶子さんが「過労死のニュース」について語る。その内容に深く考えさせられる。

2017/02/21 UPDATE
 
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亡くなった彼女のように
気力体力の限界まで働いて

ダメ出しされて
セクハラや
パワハラされて

女子らしくしろよ  とか
新人らしくしろよ  とか
男らしくねえぞ    とか

罵倒されてる人は
日本中にいる 

日本中に

あの満員電車の
ぎゅう詰めの
しーんとした車内に充満しているのは

怒りだよ

私は制服を着て6年間、
毎朝痴漢と闘いながら
あの怒りを吸って大人になった

あの大人たちの
無言の怒りと恨みは
いまも日本の空気の中に
吐き出されては吸われ
吐き出されては吸われ

濃縮されて
暴力的なはけ口を探している

ねえ
こんな世の中おかしいよ

うんざりだよ

滅私奉公の企業戦士こそ、あるべき姿!
理不尽さに耐え
ハラスメントにめげず
人生まるごと差し出して

無理難題が日常茶飯事の
過酷な組織のルールに適応するのが
有能さの証し!

男は男らしく!
女は女子らしく!

ねえそれ、
誰のための「あるべき、らしさ」なの?

それで私たち、幸せになってる?

働きながら、
生きる喜びを感じ、
大事な人と暮らし、
人生を楽しむっていう

ささやかな、当たり前のことが

なんでこんなに難しいの?

そんな世の中、
絶対に間違ってる

子どもの頃から
それは始まってるよ

弱音を吐くのは悪いことです
空気を読みましょう
意味不明でも
大人に言われた通りにやるのが
正しいことです

部活も
体育会の活動だって

健全な克己心を養い
生きることを楽しむためじゃなくて

理不尽なことを言われても
従順に働く兵士になるための
訓練になってない?

そうやって子どもの頃から

ひどいことされても
我慢するのがえらい
おかしい、って声をあげるのは
大人げないよ
そんなのイタい、物分りの悪い人がすることだよ、

って、刷り込まれてない?

子供は、大人が見たいような子どもらしく
男は、会社に尽くす企業戦士らしく
女は、可愛い女の子らしく
じゃなけりゃ、夫に尽くす妻らしく
あるいは、完全無欠の母らしく

全方位からのダメ出し
匿名でガス抜き

ねえそれってさ
その
あるべき正しさって

誰のためよ

誰がそれを「よし、いいぞ」
って満足げに眺めてるの?

私たちは人間です

ひとりひとり
一度きりの人生を生きて
ささやかな、かけがえのない
喜びや悲しみを
全身全霊で生きている
ひとりの人間です

それがないがしろにされる
働き方や
教育や
「常識」や
「あるべき姿」
なんて、

まっぴらだ

毎年およそ25000人もの人が
自ら命を絶つ国

何かが絶対に
間違ってる

もう空気を読まずに
言っていいと思うの

こんなのおかしい!

ってね

隣人にダメ出しするんじゃなくて
手を取り合って

私はそういう社会に生きたい

出典元:ameblo.jp


あなたはどう思いましたか?

共感はしても仕方がない・・・

過労死で人が命を失う。

自殺者が後を絶たない。

確かに「こんなのはおかしい!」。

でもどうすればいいのだろう。

将来の子どもたちのために少しでもいい社会になってほしい。




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