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「神様は、それを乗り越えられる人にしか試練を与えない」パラリンピック女子マラソンに挑む視覚障害を持つマラソンランナー。

2017/02/21 UPDATE
 
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道下さんが25歳のときです。

家業が本屋さんなので。
目が悪くなっていって手伝いができなくなって
家に閉じこもっていた日々だったんですね。

母がいろんなところに連れ出してくれて。

私がトイレに入ってる時に、友人と会話をしてる中で
その言葉を発してくれたんです。

私自身目が不自由になって、社会のお荷物なのかなとか
家族のお荷物なのかなって感じていて。
母がため息をついたり悲しい表情をしたりすると
私がこんなふうだからって思ってました。

でも母自体はそんなふうに多分思ってなくて
私が入退院を繰り返して母に迷惑をかけて
母自身は苦労してると思うんですけど母の友達に
「目の不自由な子がいるから大変なんじゃない?」
と聞かれた時に

「全然大変と思ったことはないけどね」


そう言ってくれてすごく心に響いて。

そんな風に思ってくれてたんだ。


そして、道下さんはお母さんへのプレゼントとともに、こんな言葉を贈りました。

「目を悪く生んでくれてありがとう」


それは心が荒んでいるときの皮肉な気持ちをぶつけたのではなく、道下さんの本心からの言葉でした。

こんな私なのに、皆さんから注目いただき
皆さまの前で話しをさせていただいたり
大好きなマラソンや、大好きな仲間に出会えた。

それは自分の目が悪くなければできないことだった


道下さんは、素直そうな、そして素敵な笑顔でそう答えました。

引用元:yuru2club.com



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